整体療法についての概要 整体療法とはどのようなものか。
整体と聞くと、真っ直ぐにするために背骨や肩のをポキポキならし、ものすごく痛いといったイメージが強いかと思われます。
というのも、テレビのバラエティ番組などで、整体(?)を罰ゲームにして大げさなリアクションをとったり、それを見て怖がっていたりという場面があったりするからなのでしょうか。
実際の整体療法というのは、痛みのでるような角度や、無理な体勢での治療はほとんど行わないので、痛みはないかと思われます。
痛みを感じる角度をつけたり、バキバキ骨をならすような施術をする場合は、かえって状態を悪くしてしまう恐れがありますので、基本的には行いません。
ただ、間接のズレが大きすぎるなど、場合によっては骨の音が鳴ってしまうこともあります。
しかし、きちんとした整体療法を行うことで痛みはほとんどありません。
整体を行う治療所の選び方は、その治療を行う先生が、きちんとした基礎医学を学んでいるかが大切です。
実際にその治療を受けてみないことには分からないというところが現状ですが、近所の評判などを参考にしてみるのもひとつの手です。
ただ、整体士は、医師法に定める医師ではないので診断を行うことができませんので医学で使われる病名を用いては行けません。
また、「◯◯医院」「◯◯クリニック」というように病院と紛らわしいものは使用できないようになっています。
さらに、「◯◯流」や「◯◯派」といった流派を誇示することも禁止されていますから、治療所を選ぶときの参考にして下さい。
そもそも整体とは、読んで字のごとく「体を整える」のが目的です。
バランスの悪くなった骨格を矯正してくれる治療があるのはもちろん、整体療法を行う治療所では、バランスをとるための生活習慣やバランスが崩れないように正しい姿勢と生活を見直し、身体のためのサポートをしてくれます。
骨や関節の歪みがあれば治すのは大前提で、身体の不調の本当の原因を探し出し、根本を正すというものが真の「整体」としてとらえることができます。
一般的な整体の基本的な流れを紹介していきます。
まず、患者一人ひとりの状態にあった施術を行うことができるように、予診・問診を行います。
ただ、ここでいう問診は「なんの病気か」というような診断をするわけではありません。
民間療法で行う整体は、医療行為が禁止されているため、「腱鞘炎である」などと医学で使用されている病名を使用するわけにいかないからです。
具体的には、触診により、身体の歪みや筋肉の緊張、骨格のバランス等を診て身体の異常を検査するといった流れです。
例えば、うつぶせで彎曲にを確かめたり、左右の足の長さを診たり、背骨の整列、左右の筋肉の緊張を検査します。
これらの検査を「静止触診法」といいます。
触診が終わったら、次は間接の動きを見ていきます。
それぞれの間接に対して、脊椎の異常の有無、随意運動・不随意運動の検査をします。
これらの検査を「稼動検査法」といいます。
この検査を行うことで、各器官への神経異常や、痺れ、疼痛の確認ができます。
次に、患部の筋肉をほぐしていきます。
ほぐし方は各治療施設によって異なるようですが、血液・リンパなど体液の流れを整え、表層筋を柔軟にしていきます。
全身を動かしながら施術をしていきますので、上記の検査だけではわからなかった関節の動きや筋肉の緊張の確認、さらには微調整を行うことができます。
全身をほぐすことで、次に行う調整の準備運動にもなります。
身体をほぐし終わったら、患部の調整を行っていきます。
検査で確認したバランスの崩れや関節の動きが悪かった部分を、さきほどの筋肉をほぐしながら得た情報と合わせて原因を探りながら調整していきます。
姿勢保持筋である深層筋を調整すると骨格・関節の矯正を容易に、かつ安全に行うことができます。
このあと、必要に応じて内臓反射テクニックを用るところもあります。
そして、施術の後は運動後と同様にクールダウンが大切です。
骨格を矯正し、緊張した筋肉をほぐすこと身体が軽くなったようになりますが、整ったバランスを持続させるためにも、すぐに激しい動きはせずに休息が必要です。
最後に、身体の状態を最終チェックして、日常生活でできるストレッチの指導や普段の生活の注意点を教えてくれます。
施術の流れはこういった感じになります。
整体に関するメリットとデメリット
身体を整える「整体」は手技療法といって、いっさいの道具や薬を用いたものは全く利用していないので、薬品による副作用がない状態で体質を改善できるところがメリットです。
身体に害を及ぼすことなく身体を改善させることができ、整体師と相談しながら施術することで、自分の症状にあった療法を確実に行えます。
また整体は、猫背やO脚といった身体の骨格を治すだけでなく、それによってダイエット効果も得られることが分かっています。
美容と整体というのは、一見関係ないように見えることもありますが、実は深い関連を持っているのです。
例えば、姿勢が悪いというだけで、プロポーションは確実に悪く見えますし、骨盤や背骨のズレによって両足の長さが不均等になったり、左右のバランスが崩れ不格好に見えてしまいます。
姿勢が悪いと、身体の血行の状態が悪くなり、内蔵機能も良好に働くことができなくなることによって脂肪がつきやすい体質になったり、ということも実際にあります。
つまりは、
● 整体によって骨格を矯正すると、まず見た目のバランスが美しく見える。
● さらに血行が促されることによって、内蔵機能が活発化され、健康な身体になる。
● 内蔵機能、代謝機能が促進すると、脂肪のつきにくい体質への改善にもつながる。
という流れで、身体全体を美しく健康にしてくれます。
最近では、アロマを利用したアロマ整体という方法で、香り効果によるストレスの発散・軽減につながる療法も存在しますし、出張整体といって整体院まで足を運べない方でも簡単に整体できるシステムを取り入れているところもあります。
整体は国家資格でないために、健康保険が使えません。
また、整体師によって、技術にばらつきがあることがデメリットといえます。
近所に整体師があっても評判のあまり良くない整体師であったりすると、もしかしたら法に触れているようなところもあるのかもしれません。
しかも、すぐに効果が現れるものではないので、何度か通い続けなければ効果がわからないのも特徴で、たくさんある整体院の中から自分にあった整体を行っているところを探し出すのは少し至難かもしれません。
整体の特徴を良く頭に入れたうえで、上手に整体を利用できれば、必ず健康増進につながります。
善を名乗って困った人をだます悪徳整体師が実際に起こした事例です。
真面目に体を整える整体治療を行っている整体師が数多い中、悪質に金儲けや自分のエゴを満たすため犯罪に手を染める整体師も存在しています。
● 金が全て
整体治療を受けにきた患者からバック等の荷物を預り、施術を行っている間に他の仲間を利用し、荷物の中のクレジットカードを盗み出すという行為を繰り返し、30人以上から7000万円あまりを盗んだ中国人5人が逮捕。
● ゆがみで脅す
「○○が痛む」という患者をカモにし「長期間でできた歪みだから、治るのも長期間」と患者に告げて、実際に治療をするわけでなく、治療らしい行為を繰り返すだけで、患者を長期間通わせる行為。
● 脱臼している!?
患者を治療に通わせるための脅し文句です。
間接が歪んでいるというニュアンスで使用している言葉なのかもしれませんが、脱臼とは何かを分かっていれば、怖くありません。
元気に動いている状態なら、まず脱臼はしていないでしょう。
● 女性の天敵!
実際に間接の痛みや、何らかの悩みを抱えて整体療法を頼ってくる若い女性患者に対して、「施術に必要な行為だから」と執拗に胸や尻などを触る整体師が訴えられた。
明らかに施術に関係のない行為をされているとか、不審な治療方法に少しでも不安や疑問を感じたら「どこが、どのように効果があるのか」「どんな意味合いで行っているのか」をその都度聞いてみましょう。
● 騙されるのは患者だけではない。
純粋に整体師になろうと、整体学校に通い受講をうけるケースが増えている中、金儲けだけが目的の悪質な学校などもまれにあります。
実際にあったケースは、受講料自体はそれほど高額ではないのですが、授業に必要という口実で高額な医療用ベッドを購入させられたり、手技療法には明らかに必要のない治療用具を購入させられたといったことがありました。
何度もいいますが、医学的知識もしっかりともっていて、熱心に整体というものと真っ向から向き合う整体師は大勢います。
しかし、日本には「整体師」「カイロプラクター」とい公的な資格が存在せず、資格を取るために学校へ通う義務もありません。
学校自体は存在していますが、期間が数ヶ月の学校が多く、そんな中では充実した基礎医学の知識も身に付かないでしょう。
その先独学で必死に勉強し、知識を身につける人が多くいる中、このように悪質なことを考える整体師は骨や筋肉の仕組みも知らない素人と変わりません。
「有資格者=腕がいい」というわけでもありません。
柔道整復師や理学療法士の国家資格を持っていても、無資格のスゴ腕整体師の前では足下にも及ばないこともあるでしょう。
しかし、開業するお金さえあれば、誰でも始めることのできるものなのです。
悪質な整体には細心の注意を払いましょう。
目安としては一週間通ってみて痛みが少しも落ち着かないような整体院はやめましょう。
おそらく治す気のない素人です。
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